

■指標の限界
シミュレーションの結果,モデルIの結果がもっともよいものとなった.(モデルG,H,Iは重み付きである分値が大きくなる)
モデルGとIはともに上(黄色)のコミュニティから8回のレスをもらっていて,回数的には同じだけど,モデルGのほうが一見バランスよく幅広い人と交流をしているから良さ気に見えてしまう
※要するに単純に重みをかけ合わせるという点に少し疑問点が見つかった.
直感に合わないのは,IのほうがGと比べ,取得している情報がコミュニティの一部の人の声だと感じてしまうからだ
幅広い人との交流を重視するのであれば,重みを考えず実質的な交流人数を表す次数だけ見ればいい
重みをどうしても考えたいのであれば,(恣意的な方法ではあるが)対処法は2通り考えられる
個人的には重み情報も重要な要素だと考えているので,単純に中心性を足し合わせていくのではなく,アンドマンの幅広い交流(2つのコミュニティの網羅率)を反映させる形にもっていったほうがいい気がする.
※ここではうまく説明できないけど,情報取得にしても,それがコミュニティ全体の声なのかごく一部の人の声なのかといった網羅率として考えたい.それに網羅率として考えれば,正規化できるし値域も0〜1にすることができる
開発にも積極的に取り組んで,ユーザの意見にも常に耳を傾け支援するめちゃくちゃしんどい人?
この場合媒介先のネットワークにどれだけ次数をはっているかをカウントして調べるだけでいい(実際に自分も議論に加わっているわけだから,つながっている先の重みとかはあまり必要ない.むしろ重みを考えると変にややこしくなる)
個人的には,開発の第一線でバリバリがんばっている人というよりかは,Documentation作成とか事務的な役割を追っている人がコーディネータになっていくような印象がある.(実際にApacheでは,コーディネータの何人かがDocumentationProjectに参加している人だったし・・・)
ネットワーク間を媒介するただの窓口(こんな意見をもらいましたよと単に伝達するだけ)になっている人?
この場合であれば,重みを考える必要がある.例えばネットワークA⇒Bの流れを考えたとき,Aでもらった意見をネットワークB内のノードNiが議論として取り上げているかは,Niの出次数を見れば何となく分かる(ような気がする)
ネットワークA⇒Bの流れを考えたとき,コーディネータとつながっているネットワークB内のノードNiが問題提起(要求)を投げかけたと考えると,このNiを中心に議論が行われれば出次数だけでなく入次数も多くなるはず. Input,OutputでなくAll(一度でも意見交流しとことのある人の数=知り合いの数)で考えたほうがよいのでは?
例えばApacheのDeveloperとUserのネットワークで考えた場合,コーディネータとして多くのユーザと関わりを持っている(多くのユーザを支援し,多くの声に耳を傾ける)ことが好ましく,Developerに対しては,影響力のある(問題解決を図る上で問題に対して直接の関係者でかつリーダーシップがありそうな人につながっている)ことが好ましいと考えられる.
※極端なことを言えば,Linuxの開発ならエッジの数よりも開発リーダーで決定権のあるLinus Torvaldsにつながっているかどうかが重要になってくるだろうし・・・
ただ,バランスの悪いノード(入次数多で出次数少のノードとか)もいるわけだから,これらをタイプ別に分類(入・出次数の多少で4つのタイプに分類)して役割みたいなものを考えてみてもいいかも
次数のバランスからタイプ別に分類して,擬似的な役割みたいなもの(パーティション)を与えたときにネットワークがどう見えるのか?とかネットワークにおいてどのくらいの割合を占めているのかと見てみたら何か言えるのだろうか?