滞留時間の予測モデルの構築

研究概要:

OSSの開発は品質を高めるために,リリースやバージョンアップを頻繁に行っています.リリースやバージョンアップを繰り 返すことで,不具合の修正を行い,商用のソフトウェアに劣らない品質を確保しています.このように頻繁にリリースを行うためには,リリースまでに修正すべ き不具合,またそれに要する時間やコストを見積もることが必要となります[1].
多くの不具合はバグ管理システムに登録される際に優先度が指定され,修正に取り掛かる優先順位が大まかに決められています.しかし,不具合の修正に要する時間は優先度だけでなく,不具合の複雑さや修正に携わる開発者の技量など様々な要因が考えられます.
我々は不具合の修正に要する時間を左右する要因を追求し,修正に要する時間の予測精度向上に向けて研究を進めています.